ニューラルネットワーク・モデルのプリロード( Neural Network Model Preloading)の使い方
メッシングやデプスなどの認識機能は、ARセッションで各ピクセルをどのように描画するかを知るためにニューラルネットワークモデルを使用します。 実行時のパフォーマンスを向上させるために、モデルのプリロードにより、前もってモデルファイルをダウンロードすることができます。これにより、インストールプロセスをフロントローディングし、ユーザーエクスペリエンスに悪影響を与えるジャストインタイムのロード遅延を回避することができます。

前提条件
- Lightship ARを有効にしたUnityのプロジェクトが必要です。 詳細については、ARDK 3.0のインストールを参照してください。
Neural Network Performance Modes
Lightshipのアウェアネス機能は、さまざまなパフォーマンスモードをサポートしており、開発者はパフォーマンス、品質、またはバランスの取れたミックスを選択することができます。 これらのモードは、 XROcclusionSubsystem
で使用される Unity EnvironmentDepthMode 値 に類似しています。
例えば、 Fast
は、品質を犠牲にして処理時間を短縮するように最適化し、 Smooth
は、最高のグラフィックを提供するために時間をかけます。 各モードは、AR機能を使用する前にプリロードできる独自のニューラルネットワークモデルファイルを持っています。 独自のニューラルネットワークモデルファイルを指定する場合は、 RegisterModel
を使用して、Lightshipの定義済みのモデルをオーバーライドできます。
機能モードを要求するには、アウェアネス機能を開始する前に機能とモードを指定します:
DownloadModel(DepthMode.Medium);
DownloadModel(SemanticsMode.Smooth);
Runtime/Utilities/Preloading/Feature.cs
を参照してください。
Lightshipニューラルネットワークモデルのプリロード
アウェアネス機能を開始する前に、ニューラルネットワークモデルファイルをプリロードします:
- アプリケーションのパフォーマンスと品質のニーズに基づいて、プリロードするモデルを決定します。
- プリロードのタイミングを決めます。 プリロードは、AR Foundation が Lightship ローダーを初期化した後(
XRGeneralSettings.Instance.Manager.isInitializationComplete
が true の場合)、アウェアネス機能が開始する前であればいつでも実行できます。 例えば、ARスクリプトがMonoBehaviour