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リリースノート v3.9

ハイライト

  • WPS(ワールドポーズ)パッケージは、ARDK UPMに統合されました。 単独のWPS UPMを使用していたプロジェクトでは、ARDK 3.9にアップデートした後にこれを削除してください。
    • WPSのクラスの名前空間が再設定され、 「experimental」という言葉が削除されました。
    • ExperimentalバージョンのWPSパッケージを参照するコードがプロジェクトに含まれている場合は、Unityを終了し、Libraryフォルダーを削除した後、プロジェクトを再起動してから作業を再開する必要があります。
  • VPSの調整パラメーターが新たに利用可能になりました。 以前、これらのパラメーターの一部は実験的な機能として利用可能でしたが、 NIANTIC_ARDK_EXPERIMENTAL_FEATURES プロジェクトの定義を使用する必要がありました。 現在この機能は、デフォルトで ARLocationManager に公開されています。 また、ARLocationManagerVPS Usage Mode という新しい設定が追加され、さまざまなユースケースに応じて、VPSのパフォーマンスを調整できるようになりました。
  • VPSの診断機能が追加され、ローカライゼーション中に、プレイヤーにフィードバックを通知できるようになりました。これで、ローカライゼーションが成功する可能性が高くなります。 たとえば、ローカライゼーション中に手や他の物体がカメラを遮っている場合、VPSの診断機能を通じてプレイヤーに通知されるため、プレイヤーはカメラを調整してローカライゼーションが成功する可能性を高めることができます。 VPSのローカライゼーションのサンプルでは、このフィードバックをプレイヤーに通知する方法を示しています。

既知の問題

  • 共有ARを使用する際、UnityのTransportパッケージがCollectionsパッケージと競合することがあります。 この問題は、Unity Transportパッケージを再インストールまたは更新することで解決します。
  • Setting the Magic Leap SDK FolderImporting Magic Leap SDK のステップを実行する際に、Magic Leap 2のセットアップツールが応答しなくなることがあります。 このような場合は、Unityエディターを強制終了して再度開き、中断したところから再開してください。 このセットアップツールではバックグラウンドで処理が行われるため、セットアップを続けることができます (これは、ML2のセットアップツールの問題であり、Lightshipの問題ではありません)。
  • 一部の旧モデルのAndroidスマートフォンでは、VPSセッションの開始時に、VPS診断が起動するまでの数秒間、フレームレートが低下することがあります。 これは、VPS診断で使用される機械学習モデルが読み込まれているためです。 低下したフレームレートは、MLモデルの読み込みが完了すると回復します(通常は約5~10秒)。 この現象は、新モデルのスマートフォンでは発生しません(2020年以降に発売されたほとんどのスマートフォンでは問題ありません)。 フレームレートの低下を防ぐには、ARLocationManagerのVPS診断機能を無効にします(これで、診断機能によるフィードバックイベントは発生しなくなります)。
  • ARDKの古いバージョンから3.9に更新する際、複数のパッケージ(ARDKや共有ARなど)を同時にアップデートすると、Libraryフォルダが破損し、 Instance of Niantic.Lightship.AR.Loader.LightshipSettings couldn't be created because there is no script with that name. というエラーが発生することがあります。この問題は、Unityを終了し、Libraryフォルダを削除してからプロジェクトを再度開くことで解消できます。 これはUnity側の問題であり、修正が検討されています。
  • Unity 2022.3.10f1以降のバージョンで、AndroidまたはiOS向けにLightship SDKを有効にすると、エラーメッセージ(XR Plug-in Management error. Failure reason: Unable to assign com.nianticlabs.lightship for build target [Android/iOS])がUnityコンソールに表示されることがあります。このエラーメッセージは無害であり、SDKはプラットフォームで正常に動作します。 この状態でエディターを再起動した後、Project ValidationやLightship設定ウィンドウに警告が表示される場合がありますが、これらは無視して構いません。
  • Unity 2021.3.31〜2021.3.38のWindowsマシンでLightship Simulationを使用すると、エラーが発生し、レンダリングに失敗します。 この問題はAR Foundation 5.0で発生しており、Unity 2021.3.39およびUnity 2022で修正されています。
  • Universal 3Dテンプレートを使用して作成したプロジェクトにARDK UPMをインポートすると、ビルドエラーがコンソールに表示されることがあります。 このエラーは、エディターを再起動することで解消できます。