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リリースノート v3.16

機能および修正

  • メッシュ化されたことがある領域を改めてメッシュ化する際のメッシュ品質が向上しました。
  • Pixel 10でオクルージョンやメッシングを実行するとクラッシュする問題を修正。
    • 注:Pixel 10ファミリーのGPUコンピュート性能は、前世代よりも低下している。 その結果、セマンティクス、オクルージョン、メッシュ生成などのGPUベースの機能は、パフォーマンスが低下する可能性がある。 また、特に作業プロファイルがある場合、これらのデバイスではモデルの初期読み込みに非常に時間がかかることがある。 初期読み込みは、アプリのキャッシュがクリアされない限り、アプリのインストールごとに1回だけ行われる。

今後予定されている変更

重要!

Niantic Spatial への移行と ARDK 3.13.0 のリリースに伴い、それ以前のバージョン(ARDK 2.x および 3.13.0 より前のすべての 3.x バージョンを含む)は、2025 年 5 月 1 日から 6 か月間をサポート期間とし、2025 年 10 月 31 日まで下位互換性が維持されます。

サービス継続のため、2025 年 4 月 23 日ARDK 3.13.0 をリリースします。このアップデート版はVPS 機能へ継続的にアクセスすることを実現し、破壊的変更を含まないもので、すべての 3.x バージョンと互換性があります。 ARDK 3.13.0 がリリースされたらすみやかにアップデートすることを強く推奨します。

2025 年 11 月 1 日以降、3.13.0 以前のバージョンはすべてサポート対象外となり、アップデートされていないアプリはバックエンドインフラストラクチャの変更により機能停止します。

ご質問がある場合は、support@nianticspatial.com までお問い合わせください。

既知の問題

  • ARDK 3.16は、モバイルデバイスのAR Foundation 6と完全には互換性がありません。 ライトシップのオクルージョンエクステンションなどの機能が期待通りに機能しない場合があります。
  • [LocationMeshManager] VPS メッシュをダウンロードする際、サイズ上限を指定しても、現時点では適用されません。
  • [LocationMeshManager] iOS デバイスでのメッシュのデコーディングは、「Failed to download all meshes」というエラーが発生し、完了できない場合があります。 この問題は Unity Package Manager で Draco for Unity 5.1.4 パッケージを削除後に再インポートし、アプリケーションを再構築すると解消できます。
  • Lightship Occlusion Extension を URP で使用しているユーザーは、この拡張機能が想定どおりに動作しなくなる場合があります。 これを修正するには、[Edit] > [Project Settings] > [Graphics] > [URP] に移動し、互換モードを有効(RenderGraph を無効)にします。
  • ML2 で Unity 6 を使用すると、アプリケーションの起動時に黒い画面が表示される場合があります。 Magic Leap Setup Tool 2.0.14 が 2 つ目のアクティビティタグである UnityPlayerGameActivity を AndroidManifest.xml ファイルに挿入したことが、この問題の原因となっている可能性があります。 この問題を解消するには、2つ目のアクティビティ タグ(UnityPlayerGameActivity)を削除します。 アプリケーションに必要なのはこれらのタグのうち 1つのみです。
  • VPS を使用した SharedAR において、2 回目以降のジョイン直前にデバイスがトラッキングできなくなると(カメラが覆われている、または動きが速すぎるなど)、デバイスは VPS による位置の特定ができなくなります。 この問題は StartSharedSpace() を呼び出す前に、コルーチンで ARLocationManager.RestartSubsystemAsyncCoroutine() を呼び出し ARLocationManager のサブシステムを再起動することで回避できます。
  • 一部の旧型の Android スマートフォンでは、VPS 診断が有効になっている場合、VPS セッションの開始時に数秒間フレームレートが低下します。 この現象は VPS 診断で使用される機械学習モデルの読み込み中に発生します。 機械学習モデルの読み込みが完了すると、フレームレートは元に戻ります(通常約 5~10 秒後)。 このフレームレートの低下は新型のスマートフォンでは発生しません(2020 年以降にリリースされたスマートフォンであればほぼ問題ありません)。 ARLocationManager で VPS 診断を無効にすると、フレームレートの低下を防げます(無効にすると診断フィードバックイベントが生成されなくなります)。
  • 複数のパッケージ(ARDK や Shared など)をアップデートする際に ARDK を旧バージョンから 3.16.0 にアップデートすると、ライブラリフォルダが破損し、「該当する名前のスクリプトがないため、Niantic.Lightship.AR.Loader.LightshipSettings のインスタンスを作成できませんでした」というエラーの発生につながる場合があります。 Unity を閉じて、ライブラリフォルダを削除し、プロジェクトを再度開くと、問題が解消されます。 これはUnity での問題です。
  • Unity 2022.3.10f1 以降で Android または iOS 向け Lightship SDK を有効にすると、Unity コンソールに次のエラーメッセージが表示される場合があります:"XR Plug-in Management error" "Failure reason: Unable to assign com.nianticlabs.lightship for build target [Android/iOS]" このエラーメッセージによる影響はなく、SDK はこれらのプラットフォームで引き続き想定どおりに機能します。 この状態でエディターを再起動すると、[Project Validation] ウィンドウと [Lightship Settings] ウィンドウにも警告が表示される場合がありますが、無視して問題ありません。
  • Universal 3D テンプレートを使用したプロジェクトに ARDK UPM をインポートすると、コンソールにいくつかのビルドエラーが表示される場合があります。 エディターを再起動すると、この問題は解消されます。
  • On Device Persistent サンプルでは、ユーザーがマッピングをキャンセルした後すぐにマッピングを再開すると、マッピングでエラーが発生したことを示すメッセージが表示されます。 ユーザーは問題なくマッピングのスキャンを再開でき、自動的に停止するまで正常にスキャンできます。